「断捨離が心までスッキリさせる理由」——それは“ヨガ”だった?
はじめに
こんにちは、ヨガ哲学コラムを担当しているカナコです。
私は、東京でパーソナルヨガや少人数制クラスを中心に活動しながら、
RYT200で学んだ“哲学としてのヨガ”を、日常の中でどう活かすかを探求してきました。
このコラムでは、日々の暮らしにある“ヨガ的気づき”を、
やさしく丁寧にお届けしています🧘♀️
■ なぜ「断捨離」は心までスッキリするの?
クローゼットを片付けたあとや、古いものを手放したとき。
ふと心まで軽くなったような、そんな感覚になったことはありませんか?
それ、実はヨガ哲学の実践だったのかもしれません。
■ アパリグラハ:執着を手放すというヨガ
ヨガの八支則(ヤマ・ニヤマ)の中に、
「アパリグラハ(不貪)」=持ちすぎない、執着しすぎない
という教えがあります。
“もったいない”
“いつか使うかも”
“思い出があるから”
そんな理由で手放せないモノには、
過去への執着や未来への不安が潜んでいることが多いんです。
だからこそ、断捨離とは——
ただの片付けではなく、「自分の内側を整えるヨガ的な実践」とも言えるのです。
■ ラジャスからサットヴァへ:質を変えること
ヨガでは、私たちの心や行動に影響を与える3つの性質(グナ)があります。
- ラジャス:動きすぎ、情報過多、刺激的
- タマス:重たく鈍い状態
- サットヴァ:純粋で澄んだ状態
モノが多く、ごちゃついた空間はラジャス的(落ち着かない)。
それを手放して整えることで、サットヴァ的(澄んだ心)に近づくのです。
■ 本当に大切なものが見えてくる
ヨーガ・スートラの中でも、
「外的な刺激から離れたとき、内なる自己に気づくようになる」
という教えがあります。
部屋を整えることは、心のノイズを減らすこと。
その静けさの中で、
「私にとって本当に必要なものは何か」
という問いが、自然と立ち上がってくるのです。
🕊 最後に、ひとこと
“片付けること”は、“気づきに近づくこと”
ヨガは、マットの上だけでなく、暮らしの中に息づいています。
🤍 終わりに
RYT200では、アーサナ(ポーズ)だけでなく、
こうしたヨガ哲学と“自分の生き方”をつなぐ視点もじっくり学びます。
「ただ学ぶ」のではなく、
「自分にとってのヨガってなんだろう?」を一緒に探していく合宿や通学クラス。
断捨離のように、自分を軽く、自由にしていく時間を、ぜひ一緒に体験してみてください🌿